👨👩👧 登場人物
- 誠(まこと)さん:40代、二男。冷静な現実主義者。
- 美沙(みさ)さん:誠の妻。お墓参りをよくするしっかり者。
- 和夫(かずお)さん:誠の兄。地方に住む長男。
- 登美子(とみこ)さん:誠と和夫の母(75歳)。感情派。
🏡お盆のお墓参り後、自宅での会話
美沙:「お義母さん、お墓参りご一緒できてよかったです。でもちょっと気になったことが…」
登美子:「あら? なにかしら」
美沙:「お父さんのお墓…墓石が少し傾いているように見えました。気のせいじゃないと思います」
誠:「俺も気づいた。中台の部分が、ちょっと前のめりになってたよな。地震の影響かもな」
登美子:「えっ!? お父さんのお墓が傾いてるの!? …罰が当たるわよ…ちゃんと見てもらわなきゃ…!。」
誠:「たぶん、原因は3つ考えられる。地震とか、地盤の緩み、あとは昔の工事の質だな」
美沙:「たしか、お義父さんの納骨は20年以上前ですよね。その頃って、今ほど基礎がしっかりしてなかったんじゃ…」
登美子:「直すのって、やっぱりお金かかるのよね…」
和夫:「俺の会社の先輩が地元の石材店で修繕依頼したら5万円くらいかかったって言ってたよ。放っておくと危ないから早めがいいって」
美沙:「倒れたら他の方の墓石にぶつかるかもしれないし、見た目も気になりますよね…」
地震や地盤の緩み、長年の風雨の影響で墓石が傾いてしまうことがあります。放置しておくと倒壊の危険もあり、早めの対応が必要です。
「お墓参りに行ったら、墓石が少し傾いていた…」
放っておいても大丈夫?それともすぐに直すべき?
大切なご先祖様を祀る墓石。長年の風雨や地震などによって、知らないうちに傾いてしまうことがあります。この記事では、墓石が傾く原因・放置するリスク・修繕方法と費用の目安についてわかりやすく解説します。
✅ なぜ墓石は傾くのか?よくある原因3つ
① 地震や振動の影響
日本は地震大国。大きな揺れがあると、墓石の接着部分や地盤にズレが生じます。
② 地盤沈下・水はけの悪さ
長年の雨風や地面のゆるみ、水たまりや湿気の蓄積で土台が不安定になり、傾きが生じます。
③ 設置当時の工事不良
昔のお墓では、基礎コンクリートが薄い、モルタルだけで固定しているといったケースが多く、時間の経過とともにズレや歪みが発生します。
⚠️ 放置するとどうなる?3つのリスク
🔸 倒壊の危険
強風や余震で倒れると、他のお墓を傷つける可能性もあります。
🔸 供養上の問題
墓石の傾きは、見た目の問題以上に**「故人を丁寧に祀れていない」**という心理的・宗教的な不安を生むことも。
🔸 修繕費が高くなる
小さな傾きのうちに直せば数万円〜ですが、完全に倒壊した場合は数十万円以上の大規模修復が必要になることも。
🔧 修繕方法と費用の目安
| 修繕内容 | 費用の目安(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 軽度なズレの調整 | 2万〜5万円 | 墓石の再設置+固定剤の補強 |
| 中程度の傾き修正 | 5万〜10万円 | 石材の解体・再設置+簡易な基礎補修 |
| 重度・基礎から修復 | 10万〜30万円以上 | コンクリート基礎の再施工+墓石の再設置・補強 |
💡地域や墓地の条件、墓石の重さによって変動があります。見積もりは複数社で取るのが安心です。
📸修繕作業の様子(イメージ)
📝 まとめ:早めの対処で心もお墓も守る
墓石の傾きは、放置すると倒壊や費用増加のリスクがあります。
見た目に少しでも違和感を感じたら、石材店や墓地管理者に早めに相談しましょう。
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主な原因
- 地震などの自然災害
- 地盤沈下・水はけの悪さ
- 設置時の基礎工事不良
修繕方法と費用目安
- 基礎の補修:3万〜10万円
- 再設置(石の分解と据え直し):10万〜30万円
まとめ 傾きが小さいうちなら低予算で修繕可能です。早期発見・早期対応を心がけましょう。
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